介護福祉士の資格を得るために

慢性的な人材不足による求人数の増加や社会貢献度の高さなどから介護福祉士を目指す人が増加している。
しかし、そのなり方までを把握している人は非常に少ない。
では、どうすれば介護福祉士になることが出来るのであろうか。
そのためには資格を取得する必要があるが、取得方法には大きく分けて2つある。
まず1つ目は実務経験ルートだ。
未経験者が介護の仕事に携わるためには、資格がなければできないと思っている人は多いが、実は業務によっては必ずしも必要としない。
そのため、実務を経験しながら、スキルを身に付けていくことが可能である。
規定では、従業期間3年以上かつ従事日数540日以上に加え、実務者研修が必要となる。
この条件を満たすことが出来れば試験に受験することが可能となるので、これに合格すればよい。
もう1つの方法は養成施設の卒業である。
ここでいう養成施設とは厚生労働大臣が認定した施設のことで、つまり4年制大学、短期大学、専門学校などの学校のことを言う。
これらの施設で専門的な教育を受けることにより試験を受けることが可能となる。
以上のように、主に2つの方法があるが、では一体どちらの方法を選択すればよいのだろうか。
どちらの方法が優れているというわけではないので一概には言えないが、じっくりと学びたいという人には養成施設を経由するのが適している。
それなりの授業料は必要になるが、高度な知識や技術を学ぶことが出来る。
一方、お金や時間をかけたくない場合は実際に施設に就職し、実務経験を通してから試験を受けるのがよいだろう。

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